アレッサンドロ・タヴェルナさんが練習しに来てくれました。
24.10.06INFORMATION
24.10.06INFORMATION
Alessandro Taverna (アレッサンドロ・タヴェルナ)。イタリアの男性ピアニスト。1983年生まれ。
ヴェネツィアのポルトグルアーロ出身。イモラのアカデミア・ピアニスティカ「インコントリ・コル・マエストロ」でフランコ・スカラ、レオニード・マルガリウス、ボリス・ペトルシャンスキーに師事。その後ハノーファー音楽演劇大学でアリー・ヴァルディ、コモ湖国際ピアノアカデミーでドミトリ・バシキロフ、マルコム・ビルソン、フー・ツォング、スタニスラフ・イオーデンイチに師事。また、ルガーノ音楽院でリーヴェン奨学生として、ウィリアム・グラント・ナボレのもとで修士号(上級演奏学)を取得した。ミネソタ・ピアノ・コンクール、ロンドン国際ピアノコンクール、リーズ国際ピアノコンクール、ボルツァーノのブゾーニピアノコンクールで入賞し、獲得し、国際的なキャリアを確立した。
ミラノ・スカラ座、ナポリ・サンカルロ劇場、バーリ・ペトルッツェッリ劇場、ボローニャ市立劇場、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場、ウィーン楽友協会、ベルリン・コンツェルトハウス、ミュンヘン・ガスタイク、ロンドンのウィグモアホール、ロイヤルフェスティバルホール、マンチェスター橋上ホール、パリ・コルトホール、リバプールフィルハーモニックホール、武蔵野ホール、ローマ・パルコ・デラ・ムジカ公会堂などの主要ホールやシーズンで演奏している。スカラ座フィルハーモニカ、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ダラス交響楽団、RAI交響楽団などの一流オーケストラと共演。また、ロリン・マゼール、リッカルド・シャイー、ファビオ・ルイージ、チョン・ミョンフン、ダニエル・ハーディングらの指揮者と共演している。
アレッサンドロさんは今回、エレーヌ・グリモーの代役で急遽来日し、N響とシューマンのコンチェルトを演奏されました。主席指揮者のファビオ・ルイージから絶大な信頼を得ているようです。そんな多忙なスケジュールのなか、唯一のオフ日に当スタジオに足を運んでくださいました。ご自宅にもご自身のFAZIOLIを所有されているそうで、FAZIOLI愛の深い方であることが言葉の端々から見受けられました。当スタジオのFAZIOLIを大変気に入ってくださったようです。とても気さくな方で「今日はフリータイムだからね」と言ってにこやかにお話しされている姿に人柄の良さがうかがえました。和やかな雰囲気で場を盛り上げてくださったおかげで、初対面でしたが楽しい時間を過ごすことができました。彼が広げて見せてくれた手の大きさには驚きました。その大きな手とその指先が盤上で軽やかに躍り彼の音楽を奏でていました。初めてお会いするプロのピアニストがこんなにも素敵な人で私はとても幸運だと思います。アレッサンドロさんにサインをお願いした際、彼の音楽観とFAZIOLIへの想いの大きさがわかるコメントをいただきました。ぜひ当ホームページの”VIRTUOSO VOICES”からご覧ください。 担当/西野