奥井紫麻さんが練習しに来てくれました。

24.08.28INFORMATION

紫麻さんのご紹介

5歳半でピアノを始め、7歳より故エレーナ・アシュケナージに師事。8歳でオーケストラと初共演し、12歳でゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団と共演。10歳よりスピヴァコフと世界各国で共演を重ね、2019年10月にはモスクワ・ヴィルトゥオージ室内管弦楽団のヨーロッパ・ツアーのソリストに起用され、15歳でベルリン・フィルハーモニー、ウィーン・ムジークフェライン、プラハ・スメタナホール、ハンブルグ・エルプフィルハーモニーを始めとするヨーロッパの著名ホールにデビュー。

各地のオーケストラとも多数共演し、これまでにロシア・ナショナル管弦楽団(ミハイル・プレトニョフ指揮)、ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(ウラディミール・スピヴァコフ指揮)、タタルスタン国立交響楽団(ウラディミール・フェドセーエフ指揮)、ウクライナ国立交響楽団(ミコラ・ジャジューラ指揮)他、日本ではNHK交響楽団(原田慶太楼指揮)、読売日本交響楽団(広上淳一指揮)、東京交響楽団(秋山和慶指揮)等と共演。

2015年第1回クライネフ・モスクワ国際ピアノコンクールジュニア部門最年少第1位。2016年モスクワ国際グランドピアノコンクール最年少受賞、2022年には若干18歳にしてパデレフスキ国際ピアノコンクールにてファイナリスト、名誉賞受賞。

日本で初めてのFAZIOLIコラボ

9/15(日)に豊洲シビックホール(こちらは当スタジオと同じくFAZIOLI-F278が置いてあります)にて開かれるリサイタルの練習に来てくれました。紫麻さんは大人びた表情のアー写を多く見かけますが、実際にお会いすると笑顔がとても可愛らしく、まだあどけなさを感じます。でも演奏が始まるとその印象は一変。天に召されるかのような甘美に歌う音から、時には獰猛な野獣を想わせる音まで。深く奥行きのある表現力、そして圧倒的な技巧に聴き入ること2時間。私の人生で感じた最短の2時間です。11度が届く可憐で恵まれた手は、強靭さと柔軟性によって繊細なコントロールを可能にしているのだと思います。そんな紫麻さんはFAZIOLIのセンシティブなタッチと音色をとても気に入っています。海外ではFAZIOLIで演奏したことがありますが、今回日本では初めてのFAZIOLI×紫麻さんコラボです。12歳でゲルギエフと共演したり、キーシンを驚愕させたり。来年のショパンコンクール出場が注目される紫麻さん。普段はスイスとロシアを行き来していて、日本で演奏を聴ける機会はなかなかありません。チケットは若干数ですが残りがあるようなので、この機会に是非才能溢れる紫麻さんの演奏を聴きに行きませんか? 担当/加藤

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